自分でできるTシャツの裾上げ方法は?簡単にできる丈詰めやお直しのやり方も解説!

自分で作成したオリジナルTシャツなど、オンラインでTシャツを購入することも増えましたよね。とっても便利なオンラインショップですが、試着ができないため届いたものを着てみたら意外と大きかった……なんてこともしばしば。そこで今回は、そんなときに役立つ「自分でできるTシャツの裾上げ・丈詰め方法」をご紹介。詳しい手順はもちろんのこと、サイズ選びで役立つ「Tシャツのサイズ選びでチェックしておきたいポイント」もあわせて解説しているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

Tシャツの裾上げ・丈詰め方法は大きく4つ

衣類の裾部分を短くする「裾上げ」と、袖丈などその他の部分も含めて寸法直しをする「丈詰め」。Tシャツの場合、どちらも裾の長さを調整する意味で使われますが、「裾上げ・丈詰め」と聞くとどうしても専門の技術が必要なように感じてしまいますよね。ですが、Tシャツの裾上げ・丈詰めは意外と簡単にできるんです!Tシャツの裾上げ・丈詰め方法は大きく分けると4つ。こちらでは、それぞれのメリット・デメリットを解説していきます。比較検討した上で、自分に合ったぴったりの方法を見つけてみてくださいね。

裾上げテープを使って裾上げ・丈詰め

市販の裾上げテープを使って裾上げ・丈詰めする方法は、裁縫が得意でないという方におすすめ。メリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
比較的簡単にできる綺麗に仕上げるのにコツがいる
100円ショップで購入できる失敗した場合のやり直しが難しい
時間がかからない縫製と比べて耐久性が低い

手縫いで裾上げ・丈詰め

手先が器用な方におすすめなのが手縫いで裾上げ・丈詰めする方法。手間はかかりますが、その分綺麗な仕上がりにできますよ。メリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
針と糸だけあればできる裁縫の技術が必要
自然な仕上がりにできる仕上げるのに時間がかかる

ミシンで裾上げ・丈詰め

おうちにミシンがある方は、ミシンを使った方法がおすすめです。慣れてしまえば時間もかからずに本格的な仕上がりにできますよ。メリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
手縫いよりも速く、綺麗に仕上げられる裁縫の技術が必要
自然な仕上がりにできるミシンを購入する必要がある

裾上げ・丈詰めをしてくれるお店に依頼する

自分で裾上げ・丈詰めするのが不安な場合、洋服のお直しをしてくれるリフォーム店やクリーニング店に依頼するというのも一つの手です。料金はお店にもよりますが、平均して2,000円ほど。店頭に持っていけば、数時間で仕上げてくれますよ。メリット・デメリットは以下の通りです。

メリットデメリット
プロが仕上げてくれるので失敗がない他の方法と比べるとコストがかかる
Tシャツの素材に合わせた縫い方をしてくれる店舗まで持っていく必要がある

裾上げ・丈詰めの手順を詳しく解説

ここからは、裾上げ・丈詰めする手順を詳しく解説していきます。自分でやってみたいと考えている方はぜひ参考にしてみてくださいね。

裾上げテープを使って裾上げ・丈詰めする手順

用意するもの

  • Tシャツ
  • 裾上げテープ
  • アイロン
  • 当て布

用意するものは、Tシャツ・裾上げテープ・アイロン・当て布だけ。100円ショップで手に入る裾上げテープですが、洗濯などにも強いものを探している方は手芸用品店で購入するのがおすすめです。また裾上げテープには、折り曲げた部分に上から貼り付ける片面タイプと、隙間に貼り付ける両面タイプがあります。綺麗な仕上がりを重視する方は、裾がめくれてもテープが見えない両面テープタイプにするのが良いでしょう。

手順

1.Tシャツの裾を短くしたい分だけ折り曲げる

裾上げテープを使って裾上げ・丈詰めする手順は全部で5ステップ。今回は、100円ショップで購入できる片面タイプを使っていきます。まずは、短くしたい分だけTシャツの裾を裏側に折り曲げていきます。このとき折り込んだラインが完成したときの長さになるため、間違いのないよう実際に着用しながら確認するようにしましょう。

2.折り目にアイロンを当てる

続いて、先ほど折り曲げた裾部分にアイロンで軽く折り目を付けていきます。滑らせるようにアイロンをかけるとTシャツの生地が横に伸びてしまうため、優しく押し当てるようにするのがポイントです。折った部分が長い場合は、この段階で裾上げテープの幅+2cm程度を残してハサミで切っておくと良いでしょう。

3.裾上げテープをカットする

裾の長さに合わせて裾上げテープをカットします。裾上げテープはアイロンをかけると縮んでしまうため、裾の1周分+2cmほど余裕を持った長さにしておくのがおすすめです。また、裾上げテープは水に浸してから軽く絞っておくと貼り付けやすくなりますよ。

4.アイロンを当てて裾上げテープを貼り付ける

今回は片面タイプを使っているため、折り曲げた裾の上に裾上げテープをセットします。両面タイプの場合は折り目の間に挟むようにしましょう。Tシャツの上に当て布を敷いて、アイロンを当てていきます。Tシャツの生地を伸ばさないためにも、滑らさずに10〜15秒ずつ押し当てるようにするのがポイントです。

5.Tシャツを冷まして完成

手で触れる温度までTシャツが冷めたら完成。簡単に裾上げ・丈詰めすることができました!

手縫いで裾上げ・丈詰めする手順

用意するもの

  • Tシャツ
  • まち針
  • 手縫い糸
  • しつけ糸(なければ手縫い糸でOK)
  • アイロン
  • 当て布

手順

・まずは、裾上げ・丈詰めしたい長さに合わせてTシャツを折り曲げます。裾のラインが真っ直ぐになるようにアイロンで軽く折り目を付け、まち針で仮止めをしておきましょう。折った部分が長い場合、縫代+2cm程度を残してハサミで切っておきます。

・続いて、しつけ糸を使ってしつけ縫いをしていきます。しつけ縫いとは、本縫いをするときに布がずれないよう軽く縫い合わせておくこと。本縫いのラインから外した箇所にざっくりと縫っておきましょう。

・本縫いはお好みの方法で大丈夫ですが、基本的には表に出る縫い目が目立てにくいまつり縫いにするのがおすすめです。Tシャツの伸縮性を活かすためにも、あまりきつく縫いすぎないように注意しましょう。

・縫い終わったら一度着用してみて、問題がなければ最後にしつけ糸を解いて完成です!

ミシンで裾上げ・丈詰めする手順

用意するもの

  • Tシャツ
  • ミシン
  • まち針
  • ミシン糸(ニット用の糸がおすすめ)
  • アイロン
  • 当て布

手順

・まずは、裾上げ・丈詰めしたい長さに合わせてTシャツを折り曲げます。裾のラインが真っ直ぐになるようにアイロンで軽く折り目を付け、まち針で仮止めをしておきましょう。折った部分が長い場合、縫代+2cm程度を残してハサミで切っておきます。

・あとは、Tシャツの生地が縮まらないように気をつけながらミシンで縫ったら完成です。ポイントは伸縮性のあるミシン糸を使うこと。ニット用の糸を使うことで、Tシャツ生地の柔らかさを保った仕上がりにできます。そこだけ気をつければ、縫い方は手軽な直線縫いでも大丈夫ですよ。

Tシャツのサイズ選びでチェックしておきたいポイントとは?

ここまではTシャツの裾上げ方法をご紹介してきましたが、できることならばサイズ選びで失敗しないのが一番ですよね。そこでここからは、Tシャツのサイズ選びでチェックしておきたいポイントをご紹介します。

着丈(きたけ)首の付け根から裾までの長さ
身幅(みはば)左脇の付け根から右脇の付け根までの長さ
袖丈(そでたけ)袖の肩先から袖口までの長さ

着丈(きたけ)

着丈(きたけ)とは、洋服の後ろのバックネックポイント(首の付け根)から裾までの長さのこと。Tシャツでは、リブの下から裾までの長さが着丈となります。裾上げ・丈詰めに関わる重要なポイントになるため、オンラインでTシャツを購入するときは事前にチェックすることを忘れないようにしましょう。
着丈についてはこちらで詳しく解説しています。

身幅(みはば)

身幅(みはば)とは、左袖(脇下)の付け根から右袖(脇下)の付け根までの長さのこと。全体のシルエットに関係してくるため、着用シーンに合わせてチェックするようにしましょう。
身幅についてはこちらで詳しく解説しています。

袖丈(そでたけ)

袖丈(そでたけ)とは、洋服の腕の部分の縦の直線距離のこと。具体的には、肩の付け根にある袖の一番上の部分「袖山(そでやま)」から、手首が出る部分「袖口(そでぐち)」までの長さになります。お手持ちのTシャツでサイズを測っておくと、オンラインで購入するときの目安になりますよ。
袖丈についてはこちらで詳しく解説しています。

その他、Tシャツのサイズ選びのポイントについてはこちらで詳しく解説しています。自分にぴったりの一枚を選ぶためにも、ぜひチェックしてみてくださいね。

まとめ

今回は、自分でできるTシャツの裾上げ・丈詰め方法についてご紹介しました。自分にぴったりのサイズに直すことで、お気に入りのTシャツがさらに大切な一枚になるはず。簡単にできるので、みなさんもぜひ試してみてくださいね!

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