インターネットサービスの普及により、現在では誰でも手軽にオリジナルグッズを自作できるようになりました。オリジナルグッズのなかでも、よく見かけるのがTシャツです。
個人利用だけでなく、販売促進を促したい企業や、サークルや部活でおそろいにしたい場合におすすめです。このようなシーンでなぜオリジナルTシャツが人気なのか、理由を4つ紹介します。
また「オリジナルTシャツを作ったけれど、どのように販売したらいいのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。
個人で販売する方法と、初心者でも簡単にオリジナルグッズを自作・販売できる「SUZURI」のサービスを併せて紹介します。
目次
オリジナルグッズを作るならTシャツがおすすめな4つの理由
オリジナルグッズといっても、バッグやキーホルダーなどさまざまなアイテムがあります。
数あるオリジナルグッズのなかで、なぜTシャツがおすすめなのか、理由を4つ紹介します。
企業のノベルティとして集客・宣伝効果が期待できる
企業が主催する販売促進キャンペーンイベントで、スタッフがおそろいのTシャツを着ている光景を見かけたことはないでしょうか。これは、スタッフ全員が同じものを着ていることで、集客・宣伝効果につながるためです。
また、ノベルティとしてTシャツを配ることで「小物ではなく衣類をもらった」という特別感を得られるお客様もいるでしょう。Tシャツをもらった人が実際に着用することで、さらなる宣伝効果を期待できます。
チームで作れば一体感が生まれる
企業だけでなく、サークルや部活などチームでおそろいのTシャツを作れば、一体感や団結感を生み出せます。最近では、文化祭などの学校行事でクラスごとに「クラT」を作るのも人気です。
数年後にそのTシャツを見ると、当時の思い出が懐かしさとともによみがえるでしょう。
消費期限がなく管理しやすい
Tシャツは管理・保存がしやすいアイテムです。例えば、飲食物をノベルティとして作った場合、消費期限内に配りきらなければいけません。
その点、Tシャツは直射日光が当たらない湿気の少ない場所に保存すれば、長期保管が可能です。
小物類より大きくアピールできる
オリジナルTシャツは、プリントできる面積が広いのも魅力です。ポケットティッシュやタオルなどの小物類よりも、大きくアピールできます。
また、Tシャツは前だけでなく後ろや袖などにもオリジナルデザインをプリントでき、あらゆる方向にアピール可能なアイテムです。
オリジナルTシャツを売る6つの方法
自作したオリジナルTシャツを売る方法として、ここでは6つ紹介します。実際に自分でできそうな方法があるか、見てみましょう。
作成~販売までできるSUZURIのサービスを利用する
オリジナルグッズ作成サービス「SUZURI」を利用すれば、誰でも簡単にTシャツを作成・販売できます。
プリントしたいオリジナルデザインの画像を、1枚アップロードするだけで手軽に作成できるので、初心者でも挑戦しやすいのではないでしょうか。自作したオリジナルTシャツは、SUZURIショップ内で販売可能です。また、他の作成者のアイテムも購入できます。
SUZURIで作るメリットや具体的なサービスは、のちほど詳しく紹介します。
自分のオンラインショップで販売する
自分でオンラインショップを開設して、Tシャツを売る方法もあります。その方法は、大きく分けて次の2つです。
1つはオンラインショップ作成サービスを利用する方法です。近年は、カラーミーショップなどの無料で本格的なオンラインショップのサイトを作れるサービスが増えてきているので、自分に合ったサービスがあるか探してみるとよいでしょう。ただし、無料のサービスは、販売や決済時に手数料がかかるものが多い傾向にあります。
もう1つは、自分でイチからショップサイトを立ち上げる方法です。この場合、販売や決済時に手数料はかかりませんが、サイト開設にあたってサーバー代・ドメイン代がかかります。
また、自分でショップサイトを運営するには、ホームページ作成や検索で上位表示するための専門知識なども必要になるため、初心者には難しいかもしれません。
メルカリやハンドメイドオンライン販売サービスを利用する
オンラインショップを持つのが不安な方は、メルカリなどのフリマサービスやminneなどのハンドメイドオンライン販売サービスを利用しましょう。
会員登録し、自分専用のページを作ればオリジナルTシャツを簡単に出品できます。登録時には手数料はかかりませんが、販売手数料がかかるため売上から手数料が引かれる仕組みです。
価格設定が重要になるため、他の出品者がどのように設定しているかリサーチしてみましょう。
ショップに持ち込む
ショップに持ち込むのは、昔ながらの方法です。自作したオリジナルTシャツを置いてくれそうなセレクトショップ探しから始めましょう。
しかし、セレクトショップに持ち込むだけでは、商品を置いてもらえません。商品を置いてもらうには、商品のクオリティやプレゼン能力などが求められます。
地域のフリマ・マルシェに出店する
フリーマーケットやマルシェは、地域を盛り上げるためのイベントとして近年開催が増えています。自作したオリジナルTシャツを出品すれば、たくさんの人に見てもらえるでしょう。
ただし、イベントは毎週開催されるわけではないため、イベント出店募集を小まめにチェックし応募することが大切です。
また、出店費用やテナント費用がかかることがあるため、どのくらいかかるかを事前に確認しましょう。青空市の場合は、タープなどの費用が必要になる場合もあるため、詳細をよく確認する必要があります。
クラウドファンディングで出資をつのる
クラウドファンディングで出資してくれた人に、オリジナルTシャツを返礼品として渡す方法もあります。この場合は「売る」という意味とは異なりますが、オリジナルTシャツを渡してお金を受け取るという意味では同じだと考えられるでしょう。
出資者が多く集まるような魅力あるオリジナルTシャツを作れるかどうかが、成功の鍵を握ります。
オリジナルTシャツをSUZURIで作る5つのメリット
ここからは先ほども紹介した、オリジナルグッズ作成サービスSUZURIを利用して、オリジナルTシャツを自作するメリットを5つ紹介します。
無料で利用できるサービス
SUZURIを利用する際には会員登録が必要ですが、登録にあたって料金はかかりません。月額料金も一切かからないため、安心して利用できます。
パソコン・スマートフォンアプリに画像をアップするだけで作れる
パソコンやスマートフォンがあれば、画像を一枚アップロードするだけで、最短2分でオリジナルTシャツを自作できます。
スマートフォンでサービスを利用する場合は、あらかじめアプリのインストールが必要です。SUZURIのアプリについては、こちらで詳しく紹介していますのでご覧ください。
作れるTシャツの種類・サイズが豊富
Tシャツといっても、その種類はさまざまです。SUZURIではスタンダードな形のものから流行の形のもの、肌に優しい素材を使ったものまで9種類のアイテムから選択して自作できます。
SUZURIで作成可能なTシャツは以下のとおりです。アイテムによって選択できるカラー・サイズが異なります。詳しくは以下のリンクをご覧ください。
在庫を持たずに販売できる
SUZURIでは、注文を受けたアイテムの個数だけを工場で作っています。在庫を抱えることがないため、売れなかったときのリスクも発生しません。
1点からでも作成できる
SUZURIではTシャツに限らず、さまざまなアイテムを1点から作れます。オリジナルグッズ作成サービスのなかには、最低ロット数を設定しているところもありますが、SUZURIには最低ロット数の設定がありません。
「とりあえず1枚だけ作ってみたい」「サンプルとして1枚作りたい」という方におすすめです。
SUZURIでオリジナルTシャツを売る手順を紹介
SUZURIでオリジナルTシャツを作成して販売するまでの流れを、実際の注文画像に沿って見ていきましょう。
STEP1.「アイテムをつくる」を選択する
会員登録(無料)をしたら、サイト右上のスリスリくんアイコンを押します。
こちらがマイページです。「アイテムをつくる」を選択しましょう。
STEP2.画像をアップロードする
プリントしたいデザインの画像をアップロードします。使用できる画像の形式は「.jpg」か「.png」で、サイズは15MB以下にしてください。
画像はオリジナルなものを使用しましょう。他の人の作品、キャラクターや企業のロゴ、有名人の写真などの無断使用は、著作権や商標権の侵害にあたるため気を付けましょう。
STEP3.販売するアイテムを選ぶ
画像をアップロードすると、デザインが反映されたアイテム一覧が表示されます。そのなかから作りたいTシャツにチェックを入れてください。
先ほども紹介したように、SUZURIではTシャツが9種類あります。目的に合わせて好みのTシャツを選びましょう。
ペンマークを選択すると編集画面に移動します。必要に応じて、画像の位置やサイズを調整してください。
STEP4.アイテムの名前・説明文・価格を設定する
アイテムの詳細を記載します。
名前や説明文に、検索してもらいたいキーワードを含めておくと見てもらいやすくなります。自作したオリジナルTシャツの特徴や、おすすめポイントも記載しておきましょう。
価格の設定を「トリブン」という項目で行ないます。トリブンとは、アイテムが売れたときに支払われるお金のことで、原価から最大5,000円まで設定可能です。原価とトリブンの合計が販売価格となります。
「非公開にする」にチェックを入れてしまうと販売できないので、チェックを入れないようにしてください。
STEP5.「アイテムを販売する」を選択する
入力した内容に間違いがないか確認したら、「アイテムを販売する」を選択します。
STEP6.規約に同意してもう一度「販売する」を選択する
注意事項や規約についての確認事項が表示されます。同意をしたら「販売する」を選択し、販売スタートとなります。
SUZURIで売上を上げるための3つのコツ
実際にアイテムを販売しても「思うように売上が伸びない……」というような悩みを抱えている方もいるかもしれません。SUZURIで売上を伸ばすための3つのコツを紹介します。
セール期間にSNS告知する
SUZURIでは、定期的にセールを行っています。例えば過去には2022年6月11日(土)~19日(日)に「#SUZURIのTシャツセール」として、Tシャツ1点が1,000円OFFになりました。
セール期間中はSNSでアピールできる告知用の画像も用意しています。この期間を狙って、自分のSNSで宣伝してみましょう。
TwitterやInstagramなどSNSのプロフィール欄にショップURLを貼ると、リンクから訪問してもらいやすくなります。また、ハッシュタグに「#SUZURI」と自分のアイテム名を入れて発信することで、自分のアイテムをアピールできます。
アイテムを上手にアピールする
自分のアイテムを知ってもらうには、いかに上手にアピールするかが大切です。
なぜこのアイテムを作ったのか、デザインが生まれた背景や思い入れなどもSNSで告知する際に記載してみましょう。思い入れの強さやデザインの魅力が伝わって、リンクから訪問してくれるかもしれません。
また、文章だけでなく告知画像を作ることも大切です。販売しているアイテムの画像を使って告知することで、どのような商品か覚えてもらいやすくなります。
販売前と販売後で、告知内容を変える方法も使ってみましょう。販売前は「○月○日○時より新しいアイテムを販売します」というように、具体的な販売日程を知らせて期待感を与えます。販売日までカウントダウンする手法も効果的です。
販売後は「販売開始しました!」と販売中であることを知らせる内容に変更し、商品リンクやハッシュタグも記載しておくと効果的です。
新デザインの追加頻度を増やして告知する
アイテムは1つだけではなく、少しデザインを変更するなど手を加えながら、継続的にアイテムを追加していきましょう。SUZURIショップ内で継続的にデザインを追加していくことが、ファンの獲得・購買へとつながります。
新デザインのアイテム販売時には、再度告知をすることも大切です。SNSで発信することで購入者との間に交流が生まれたり、ファンの方に定期的にアイテムを見てもらいやすくなったりします。
まとめ
オリジナルTシャツを売る方法として、SUZURIの利用・オンラインショップでの販売・メルカリなどの利用・ショップに持ち込む・フリマなどへの出店・クラウドファンディングで出資をつのる、という6つを紹介しました。
なかでもおすすめしたいのが、作成から販売まで同じサイト内でできるSUZURIの利用です。SUZURIであれば、無料でPCやスマホアプリから簡単にアイテムを作成できるなど、複数のメリットがあります。ここで紹介した手順を参考に、一度SUZURIでTシャツを作成してみてはいかがでしょうか。
また、オリジナルTシャツを売る際には、SNSなどを使って上手にアピールすることが大切です。今回紹介したコツを上手に活用して、売上アップを目指しましょう。