第二話 ー 心のままに ー“やりたい”が導く。自分らしさが育つ、心がよろこぶ歩み方。  interviewed Maison terrier 横尾かな


クリエイターさんにお会いし、 その経験や想いをキリトリ「つくる」ヒントをいただくインタビューコンテンツ。ゲストは、とてもチャーミングな犬をモチーフにしたお菓子や雑貨を制作されているMaison terrier 横尾かなさんです。第二話では、つくることを続けるコツについてお話を伺いました。

<横尾かな さん>

東京都出身。都立工芸高校インテリア科を卒業後、武蔵野美術大学 工芸工業デザイン学科でテキスタイルを学ぶ。卒業後はアパレルショップでの接客や、東京・国立の人気菓子店「foodmood」にて広報として勤務。その後、犬をモチーフにしたお菓子やグッズをつくるアトリエ【Maison terrier】をスタート。書籍『My Little Dogs メゾン・テリアの犬モチーフのかわいいお菓子』を出版し、オンラインショップや百貨店、ギャラリーでのポップアップイベントなどで作品を展開。




制作において、意識していることはありますか?

「制作のために『インプットしなくっちゃ』『どこかにいかなくっちゃ』と思っていないんです。でも、お出かけは好きで、刺激がないと創作意欲は湧かないこともわかっているため、美術館や友達の個展、海外旅行にも毎年行っています!でも、そのときに『やらなくちゃ』という意識はないんです。『行ってみたい、見てみたい、たのしそう!』という想いから動き出しています。」

 “やらなくちゃ”と頭で考えるのではなく、“やりたい”と心が動いた先へ赴く⇨心揺さぶる出来事と出会う⇨創作意欲が湧いてくる! それはとても自然で、実は効率的な法則なのかもしれません。




横尾さんは「だから毎日忙しいんです。」とやわらかく笑いました。“今日もトキメキに出かけます”そんな予定でスケジュールをいっぱいにしていそうな様子に、思わずこちらまで笑顔になりました。




制作において、意識していることはありますか?

「わたし…商標登録も自分でやったんですが…。」

少し考える間があり、ゆっくりと話し出されました。

「専門の方に相談したり、いろいろ教えていただきながら、なんとか登録までたどり着けました。やってみると、意外となんとかできるんだなって思います。正直にお伝えすると、苦手だとかハードルだと感じていることはないんです。ダメだったらダメで、その時そのことを知ってそうな誰かに頼ろう!そう思って、まずやってみます。」

何かに挑むとき、いつの間にか「むずかしい」ことを先に探すクセがついていて、「もしかしたら…」な出来事への備えにパワーを使っていたんだと気づきました。

横尾さんの迷いのない姿を見習って「意外と、やればなんでもできる」と、最初に心の中でとなえてみる。そうすると、不思議と少し強くなれた気がして、やる気もうまくいくイメージも、すっと湧いてきました。



SNS発信と販売活動のバランスは、どのように考えていますか?

「SNSの声は、あまり気にならないんです。」

この迷いのなさにもう驚きはしない! 横尾さんはいつも芯をついている。

「私の周りには、共感してくれる方がたくさんいてくれます。最初は友達だけがフォローしているアカウントでした。そこから、作ったお菓子をどんどん載せるようになって、そのお菓子や雰囲気を好きな方たちが集ってくれました。





バズらせようという気持ちはないです。写真が大好きだからインスタを始めて、今もインスタしかやっていません。かわいい写真を撮りたくて、お菓子のスタイリングにもこだわっています。

自分の好きに共感してくれる人がよろこんでくれたらうれしいな、と思って投稿しています。」




あとがき:

質問をすると、少し考えてから話しはじめる横尾さん。言葉を丁寧に受け取りながら、誠実に向き合って答えてくださいました。何かに踏み出すとき、つい「正しいことは?」と考えてしまいがちですが、横尾さんは常に「楽しいことは?」とご自身に問い続けているように思えます。足取りは軽やかに、地に足がしっかりついている「意外とやれば なんでもできる」という一言。そのあと「ダメならダメで」と話し出した軽やかな表情がとても印象的でした。どんな風にも身をまかせられる、しなやかでしたたかな芯のあるお花のような方でした。

第三話では、『クリエイターでいる日々』についてお話を伺います。



Written by : EandY
Photo by : junjun

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