こんにちは!SUZURIスタッフです。
最近は、誰でも簡単に画像や文章をつくれる「生成AI」の登場によって、アウトプットのハードルがぐっと下がってきました。
一方で、「この作品って誰が作ったの?」「本当にオリジナル?」といった、作品の出どころや信頼性が見えにくくなるという課題も生まれています。
そんな今だからこそ、「誰が、どうやって作ったのか」を記録し、証明できる仕組みが求められています。
それに応えるのが、「コンテンツクレデンシャル」という技術です。
このたびSUZURIでは、DNP大日本印刷グループが提供する「イメージアーカイブ・ラボ」とコラボを実施し、このコンテンツクレデンシャル技術を活用した画像コンテンツ認証支援の実証実験をスタートしました!
目次
コンテンツクレデンシャルとは?
「誰が、いつ、どんなツールで作ったか」などの情報を、作品にひもづけて記録・公開できる技術です。
創作した画像に作成者などの権利所在情報や編集した履歴などのデータに関する関連情報(メタデータ)を埋め込むことで、作品の信頼性を高めることができます。
「イメージアーカイブ・ラボ」とは?

今回の実証実験は、DNP大日本印刷グループが運営する「イメージアーカイブ・ラボ」との取り組みの一環です。
イメージアーカイブ・ラボは、minne byGMOペパボをはじめとした作家・ブランドを対象にアート画像のライセンスを提供することで、クリエイターの創作活動を支援しています。
ライセンスを購入すると、ブロックチェーン技術によって二次創作を許諾する証明書が発行されるため、クリエイターは世界的な名画や国内の美術館が所蔵する文化財などを素材にした新しい作品づくりを安心して行うことができます。
クリエイターにとってのメリット
- 自分の作品であることを証明できる
コンテンツクレデンシャル技術を活用して、作品の作成プロセスや変更履歴が記録され、自分の作品だと証明できるようになります。 - 安心して素材を使える
イメージアーカイブ・ラボの画像は、DNPが画像提供元から正式な画像の二次創作利用許諾を行っているため、商用利用も含めて安心して使える のが特徴です。 - インスピレーションが広がる
「あの名画と自分のデザインがコラボしたら?」自由な発想で、新しい表現の可能性がどんどん広がります。
SUZURIでの取り組み:マモ中、実験中!
今回の実証実験では、マーモット中毒さんとコラボを実施!
使用したのは、フランス国立美術館連合(RMN-Grand Palais)が管理し、DNPアートコミュニケーションズが提供するレオナルド・ダ・ヴィンチ《モナ・リザ(ラ・ジョコンダ)》ルーヴル美術館の画像データです。
この画像データにマーモット中毒さんが新たなデザインを加えて作品を制作。この時代にマーモットがいたら・・・?の夢のコラボが実現しています!

今回の特別デザインを使用したコラボアイテムは、SUZURI上でご購入いただけます。
ぜひ以下のページからチェックしてみてください👇
コンテンツクレデンシャルを確認してみよう
今回作成された画像にはコンテンツクレデンシャル技術が採用されており、正式に提供されたモナ・リザの画像データをもとに、マーモット中毒さんが描いたマーモットの作品であることが、ツリー形式で履歴(来歴)として表示されます。
さらに、クリエイターによる編集のアクションや構成要素などの情報も、画像データ内に記録されています。
ぜひ以下のボタンから確認してみてください!

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今後について
SUZURIでは、クリエイターがより自由に、安心して創作を続けられるような取り組みをこれからも進めていきます。
コンテンツクレデンシャルや、アーカイブ素材との新しい出会いが、誰かの「つくりたい!」のきっかけになりますように。
東京・渋谷より愛をこめて
SUZURI